6月11日のカメハメハデー

カメハメハ王

ハワイの島々には、長い歴史が物語る深く豊かな独特の文化があります。住民が祝す州の祝日の1つは、1810年にハワイ諸島を統一したカメハメハ王を讃える日。毎年6月11日に制定され、カメハメハデーとして知られています。2022年は6月10日を代休とし、ハワイ全土の州と群の行政機関がお休みとなります。

カメハメハ大王とも称されるカメハメハは、1759年にハワイ島のコハラで生まれ、1819年に亡くなりました。生涯を通し島々を統治するために尽力し、数々の激しい戦闘を経験。続く成功により統治する領土はさらに拡大されました。カメハメハの死後、その王位は1世紀近くにわたり3つの王朝に引き継がれ、1893年のリリウオカラニ女王で終焉を迎えました。

カメハメハデーのオアフでのイベント

カメハメハデーは、今年制定105周年の記念の年を迎えます。これを祝し、ハワイの島々では週末を通して様々なイベントが開催され、多くの人々がカメハメハ大王を讃えます。

オアフ島では、金曜の朝から始まる毎年恒例のセレモニー、カメハメハ大王像へ大きなレイをかけるアリイオラニ ハレでのイベントを皆楽しみにしています。会場には、ボランティアによって作られホノルル市の職員によって運ばれる巨大なレイを一目見ようと、多くの人が集まります。この大きなレイは、クレーンを使ってカメハメハ大王蔵が掲げる腕に掛けられます。

カメハメハデーの祝賀は翌日も続き、カメハメハ セレブレーション フローラルパレードが今年も開催。2022年6月11日午前9時にイオラニ宮殿沿いのキングストリートとリチャーズストリートを出発します。パレードはパンチボウルストリートを通りアラモアナブルバードへ、その後カラカウアアベニューに入ります。19世紀の装束を纏い色鮮やかなレイをかけたプリンセスから地元バンド、消防署の隊員まで、様々なグループがパレードで練り歩きます。誰もが観覧できるフローラルパレードは、ハワイ文化を美しく表現する、他では見ることができないユニークなイベントです。パレード終点となるカピオラニ公園では、パレード終了後の午前11時から午後4時までフェスティバルが開催され、食べ物やアート作品、クラフトを売る店や、フラやライブミュージックを楽しむことができます。

イオラニ宮殿とカメハメハ大王像

キングカメハメハデーはハワイの過去に対する重要な意味を持つ州の祝日ですが、6月11日のカメハメハデー以外の日にも王の功績を讃えられるよう、イオラニ宮殿のツアーに参加してハワイ王朝について学んでみてはいかがでしょう。ツアーの後は、宮殿の真向かいにあるアリイオラニ ハレでカメハメハ大王像を見ることができます。

ロイヤルスター ハワイでは、経験豊かな運転手がハワイの歴史や文化にまつわる解説や説明をしながら各所を巡るグランドサークルアイランドパールハーバーでのバスツアーを実施しています。9時間のグランドサークルアイランドツアーでは、バスは歴史が色濃く残るホノルルのダウンタウンを通り抜けるので、ハワイを象徴するイオラニ宮殿やカメハメハ大王像の写真を車窓から撮影することができます。行きたい場所や目的に合わせたカスタマイズツアーをお探しのグループには、オアフ島の歴史や美しい景色などを満喫できるプライベートグループツアーがおすすめです。